2009年10月に調べたものです 乳房再建の方法 人工乳腺(ソフトコヒーシブシリコン)を用いた方法(保険適用外) ゼリー状のシリコンの入ったシリコンバッグを用いて乳房の高まりを再建します。 新たな傷をつけることなく乳房を再建できます。 貴女の胸の皮膚にゆとりのある場合は最初から人工乳腺を移植することができます。 もしも皮膚にゆとりが少ない場合は、まずは人工乳腺を移植するためのスペース作りから始めます。 初回手術でティッシュエキスパンダー(組織拡張器)を胸の筋肉の下に挿入します。 これは風船のようなもので通院で生理食塩水を注入しながら少しずつ組織を伸ばしていきます。 そして数ヶ月後に反対側の乳房に合わせた大きさと形の人工乳腺に入れ替えます。 広背筋皮弁を使用した方法(保険適用) 背中の筋肉を利用する方法。小〜中程度の乳房の再建が可能です。 特に腋の下から胸にかけての凹みが目立つ方には有効です。 ただし背中に新たな傷跡ができてしまいます。 また背中の皮膚が胸に移動するので丸い傷跡が再建乳房に残ります。 腹直筋皮弁を用いた方法(保険適用)私はこれで〜す お腹の筋肉を利用する方法。中〜大程度の乳房の再建が可能です。 大胸筋の切除を受けた方には特に適しています。 またお腹まわりがスリムになるのもメリットといえます。 ただしお腹に新たな傷跡ができます。 またお腹の皮膚が胸に移動するので丸い傷跡が再建乳房に残ります。 お腹の手術を受けたことがあって傷がある場合には適しません。 時にはお腹の筋肉がなくなることで 運動時や長時間歩行時などにお腹の張りを感じることがあります。 将来出産の予定がある方にもおすすめしていません。 「脂肪由来幹細胞」を使ったCAL組織増大術(Cell-Assisted Lipotransfer)(高額医療控除対象) 「脂肪由来幹細胞」を使ったCAL組織増大術(Cell-Assisted Lipotransfer) を行っている唯一の高度美容外科医療専門クリニックです。 CAL組織増大術は幹細胞のはたらきにより 従来の脂肪注入術と比較して脂肪の生着率が高く 長期的に安定している点が優れています。 筋皮弁法に比べて手術によるお体への負担が少なく 入院期間は1泊です。手術の内容によっては日帰り手術も可能です。 シリコンインプラントが使えない放射線治療後の乳房再建も行うことができます。 特殊な注入器で脂肪注入をするため大きな傷が残りません。 再建を行いたい部分に脂肪を注入するため ひとりひとりの症状に合わせた乳房再建が可能です。 乳房温存手術後の場合 放射線治療後1年以上を空けることが望ましいです。 組織欠損部の大きさ硬さ部位などにより注入量や回数は変わります。 先に皮膚を伸ばすためのティッシュエキスパンダー(組織拡張器)を入れる手術が必要な場合もあります。 乳房切除術(全摘術)後の場合 皮膚を伸ばすためのティッシュエキスパンダーを入れる手術が原則として必要になります。 (乳癌手術と同時に挿入されている場合は不要です。) エキスパンダーを入れて約4~6ヶ月後にエキスパンダーを抜き CAL組織増大術によって乳房の土台(マウンド)を作ります。 反対側と同じ高さを得るためにはシリコンインプラントや生理食塩水バッグを併用するほうが良い場合があります。 脂肪で皮下組織が厚くなっているためシリコンバッグだけを使う再建法に比べて バッグが目立たず柔らかな乳房が再建できる利点があります。 参考サイト&推奨サイト 乳がんの基礎知識 |
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